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デリヘルを呼んでみた

デリヘルを呼んでみた

デリヘル-デリバリーヘルス、出張ヘルス

1999年4月風営法改正により認可された比較的新しい風俗ジャンル。基本的には自宅やホテル等に電話一本で女の子が宅配されてきて、フェラーリなどのサービスをしてくれるといった風俗サービス。自宅やホテルなどのプライベート空間で女の子に接することにより束の間の恋人気分が味わえると大評判のようです。

僕はこの世にこんな魅惑的なサービスがあるとは思ってもおりませんでした。電話一本で自宅に女の子が来てくれるなんて。それdころか一緒に風呂に入ったり、ティンポをパックンチョしてくれたりするなんて。もう考えただけでドキドキものです。ティンポビンラディンになるというもの。

早速、好みの女性でも呼んで、フェラーリとかしてもらって昇天して、克明にその様子をレポートしたりとかしたいのですが、そういうのって洒落になってないではないですか。なんていうか、みなさん僕に対して知的で聡明なイメージとか持っていると思うのですよ。そんな僕が赤裸々に

デリヘルに電話をした。しばらくすると非常に僕好みの女性が来て裸になってくれた。うんうん乳も張りがあってよろしい。そんな素敵な子が僕のティンポをジャブジャブと・・・うわ・・・なんて天国なのだろうか。もうこれは癖になっちゃう

とか書いたらダメだと思うのですよ。僕フリークの女性なんかショックで失神とかしちゅうんじゃないかな。さすがにそういうのは僕も恥ずかしくてやれないので、そういった性的プレイ一切抜きでデリヘルは利用できるのかという部分にチャレンジしてみたいと思います。性的プレイ一切禁止。というわけで、

目的:デリヘルは性的サービス以外のことでもしてくれるのか

というお題目の元に話を進めていこうかと思います。

暑い暑い夏のある日、僕はある使命感に追われていた。その使命とは実に情けないもので、「今日中に部屋の掃除をしなくてはならない」というものなのですが、どうしても今日一日で完璧に部屋の掃除をする必要性がでてきたのです。大切な大切な来客があるのに散らかったままの部屋なんて失礼ですよね、やっぱ。

で、掃除をしようと部屋を見回して見たのですが、目を覆って鼻をつまみたくなるばかりに汚いんです。とてもじゃないが一人でやって今日中に綺麗になるとは思えない、それほどに部屋は荒んでいました。

もう猫の手も借りたい。誰でもいいから手伝って欲しい。

というわけで、皆さんお察しのとおりデリヘル嬢を呼んで掃除を手伝ってもらうことにします。果たしてデリヘル嬢は性的サービス一切なしで掃除だけを手伝ってくれるのか。

検索サイトを利用して「広島 デリヘル」で検索。するとまあ出るわ出るわ。山のようにデリヘルサイトが出てくるのです。これだけの店があるなんて・・・・。もう目移りしちゃう。

そのうち何個か目ぼしいのをリストアップし、サイトに書かれた番号に電話します。

「はい、もしもし。出張ヘルス○○でございます」

恐ろしげなお兄さんが電話口に出るかと予想していたのですが、意外や意外。なんか爽やかなお兄さんが丁寧な口調で出てきました。早速、僕の要求は実現可能なのか聞いてみます。

「あのー、来てもらう女の子に掃除とか手伝ってもらいたいのですが・・・ダメですか?」

「そ・・・掃除ですか?」

「ええ、部屋が散らかってまして。誰かに手伝ってもらいたいのですよ」

「はあ、お客様さえよろしければ・・・できないこともないですが・・・」

おお!何やらお兄さんのノリが悪いですが、いけそうです。

「そうですか!では早速お願いします」

「分かりました、お客様はホテルからのご利用ですか?自宅からのご利用ですか?自宅でしたら住所をお聞きしても宜しいでしょうか?」

んなもん、掃除したいって言ってるんだから自宅に決まってるだろ、このコンコンチキが。

「○○市○○町○○アパートです」

「あ、遠いですね。そのエリアは別途交通費がかかりますがよろしいですか?」

わお、あまりに辺境の地に住んでいるためか、女の子をデリバリーする交通費が必要なようです。少々痛いですが仕方ありません。

「ええ、いいですよ。お願いします」

「コースのほうはいかがいたしましょう?」

「60分コースでお願いしいます」

「それでしたら、だいたい一時間ぐらい待ってもらえますかね」

「はい、待ちます」

やはり遠いですから待ち時間が結構あるようです。まあ仕方ないといえば仕方ない。さらに店員は続けます。

「あ、あと、好みの女の子のタイプなど御座いましたら、ご希望に添えるかと思いますが」

「ロリ系でギャルっぽい子をお願いします」

バカッ!俺のバカ!性的サービスもないのに素で好みを答えてどうする。掃除を手伝ってもらうのにロリ系もクソもないだろうに。あえて言うなら「綺麗好きで掃除上手な子」とかだろうに。何考えてるんだ僕ちゃんは。

そんなこんなで注文電話も終わり、一時間も待てばロリ系のギャルが宅配されてくることとなりました。待ち時間が一時間もあるのでエロビデオなどの恥ずかしい物体を一人で整理します。これだけは自分の手でやっておかねばならない。

そして一時間後。

ピンポーン

インターホンが鳴ります。遂に来た!ドキドキしながら小走りに玄関へと向かいます。なんかとても心ときめく素敵な瞬間。ドアの向こうにはロリータフェイスのギャルが立っているに違いない。勢いよくドアを開けます。

・・・・・・・・・・・・・・・。

なんか、全然ロリータ系ではないんですけど。なんていうか、僕より年上のように見えるのですが。ギャルではあるようなのですが、なんというか・・・・。「よろしくーねがいしまーーーーす」とか頭の弱い子のように言っています。人生においてこれまでにないくらいガッカリしました。捕まえて頭の皮でも剥いで、あの店員に「どこがロリ系なんだ」と見せ付けてやりたい気分。

おいおい、僕ちゃん何をガッカリしてるんだ。掃除するだけなのに関係ないだろうに。ああ見えても彼女は物凄く掃除が上手いのかもしれない。

とりあえず気を取り直して、部屋に上がった彼女と雑談します。何か彼女は携帯電話を使ってお店に「今入りました」とか電話してます。なるほど、こういうシステムになってるのか。勉強になるなあ。

「つまりに、性的サービスはいらないから時間いっぱい掃除を手伝って欲しい」

電話を切った彼女に切り出します。彼女は「は?」という表情をしてました。どうやら店側から僕の要求を聞いていなかったようです。

「そういうのやったことないから、わかんなーーい」

とか言っちゃってます。わかんなーーーいとか言われても困ります。僕はきちんと店側に話を通してるんですから。しかもこうしてる間にも刻一刻と60分コースの時間が減っていきます。もう掃除を始めるしかない。

「よし、はじめよう。そこに掃除機かけてください」

彼女は、まだ理解してないながらも掃除機をかけます。なんか根はいい子みたいです。僕は必死で弁当の食べ残しなどをゴミ袋に詰めていきます。

「ちょっと、このゴミを捨ててきてください」

「あー、それ終わったら拭き掃除してください。俺はこっち拭きますから」

などとコンビネーション良く掃除をこなしていきます。何か彼女も乗り気になってきたらしく頼んでもないのにトイレ掃除とかやってくれちゃってます。

なんというか、やっぱ二人でやるとすごく手際がいいね。モリモリと部屋が綺麗になっていく。ギャルっぽい彼女が真剣に掃除している光景もなかなかオツなものです。

先ほどまで見ず知らずの他人であった二人。その二人が必死で部屋の掃除をする。なんともシュールで微笑ましい光景ではないですか。

そうこうしているうちに規定の60分終了が近づいてきました。楽しい楽しい掃除もこれで終わりです。全部は終わってませんが後は一人でもやれそうです。思いの他はかどった。最初に掃除と聞いて戸惑っていた彼女も

「最初はびっくりしたけど、すごく楽しかった」

とか笑顔で言ってます。営業スマイルだろうけど嬉しいものです。部屋も綺麗になって清々しい。もうデリヘル掃除は最高!ということで締めくくらせて頂きたいと思います。そして最後に彼女の言葉

「本日はお呼びいただきありがとうございました。料金は交通費込みで23000円になります。」

物凄く高くついた掃除になりました。全然最高じゃない。

結論:デリヘルは性的サービス以外のことも多分やってくれる。

記事元
http://www.numeri.jp/text22.htm

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